昔書いてた 小説の序章を公開
話の時間軸としては、順番は逆なのですが
どうしても この視点の順番に公開しなきゃ 推理を楽しめない作品かなと思います。
一部の誤字脱字 セリフが雑な部分がありますが 楽しんでもらえてたら幸いです。

読みながら 推理していただけたら嬉しいです。 前編後編と 改行で分けてます。

問いかけは、親や知人は認めている 僕の親友
しかし その親友がどこかぎこちなさそうに接してくるのは何故か 推理していただけたら嬉しいです。

視点的意味での主人公が記憶喪失になった所から 始まります。
回答編は、その友人視点でどうして 親友なのに ぎこちない接し方をしてきたのかの動機が分かると思います。


ではでは お楽しみください。 序章タイトル どこかよそよそしい親友



目が覚めると、僕は病室のベッドに居た。
「あ、貴方目を覚ましたわよ」
「おっ、翔太、だ、大丈夫だったか?」
枕元で声がする、それを誰の声だろう?と分析しようとすると、頭痛が走る。
「っっつ!!……はぁ……はぁ……」
ゆっくりと深呼吸して落ち着こうとする。
それでも、じわりじわりと鈍い頭痛がする、そして、可笑しな感覚に襲われた。

僕はどうしてここに居て

僕は誰なんだろう?……

えっ?アレ?……

僕は頭を抱え、混乱した。
「うぅ……うぁぁっ…………」
「だ、大丈夫? 翔太? 翔太?」
「ショウタ?……」
「翔太、ふざけるのはよすんだ。父さん達は心配したんだぞ」
「……父さん?……」
「待って、貴方、やっぱり記憶喪失みたいね」
そして、もう一人ツカツカと歩み寄る白衣のおじさんがいた。
「やっぱり、記憶障害のようですね、 しかし、後遺症は今のところ見られませんし、内出血を起こしているわけでもありません。 記憶も数ヶ月で戻るでしょう」
(……記憶障害?……)
「えー……翔太君? 君は、事故にあって頭を強く打ってね、でも軽いものだからすぐ記憶は戻ると思うから、2,3日入院すれば、元通り学校に通って構わないからね」
「はっ……はぁ……」
何も思い出せないから、この人の診断は正しいらしい。
「うぅっ……」
記憶喪失はともかく……この頭痛……何時楽になるんだろう……
そんな様子を心配してか、多分、母さんだと思われる人物が必死に白衣のおじさんに話しかける。
「あ、あの、頭痛を和らげる薬出してもらえないでしょうか? 記憶が戻らない上に頭痛というのは、この子には耐え難い苦痛だと思いまして……」
「あぁ……分かりました。 では お持ちします」
白衣のおじさんは部屋を出ようと僕らに背を向けた。
数歩歩いてから立ち止まる。
「……あっ、くれぐれも無理に思い出させようとさせないでくださいね、混乱してしまうので」
「「はいっ」」
母さんと父さんはしっかり返事をした。
「はぁ……(どうしてこんなことになったんだろ)」
そして、白衣のおじさんが部屋を出て数秒ほど経った時だった。
「もぅ、心配したんだから……車には気をつけなさいって……」
「そうだぞ、まったく……オマエにもしも……もしものことがあったら……」
母さんはぎゅっと抱きしめてくれた。
「でも……本当に……本当に……無事で良かった……。」
母さんの哀れむような声?
それを聞き、本当にこの人が僕の母さんなんだなと思うと同時に視界がぼやけ、目元が熱くなった。
そして……何か雫が目から毀れると同時に僕は……
「ごめんなさい……」
「い、いいのよ、ゆっくり、ゆっくり思い出して行きましょう」
暫く、母さんは僕をじっと抱きしめてくれていた。
僕の不安は、母さんによってかき消されていた。
母さんはこんなに暖かく偉大な存在なんだなと僕は身をもって知った。
嫌な気持ちよりも、母の温もりを知れて、僕は幸せだった。
そして、数分後ゆっくり開放された。間を居れずに今度は父さんが抱きしめてきた。
「まったくぅ、オレ達の掛替えのないモノなんだからな、ほんと、無事で良かったぁーっ」
「うん……ごめん、父さん」
父さんも母さんも凄く良い人みたいだ、僕は今まで幸せに生きていたのだろう。
そして、父さんに解放されて、部屋は少しの沈黙になった。
しかし、数秒後、母さんが沈黙を破った。
「そういえば、貴方の大事なお友達の留太君がもうすぐくると思うわ」
「友達……」
誰なんだろう?どんな人なんだろう、少し興味が出た。
分からないことは、その人に聞けば良いだろうか?
そんなことを話してる中、ようやく、先ほどの白衣のおじさんが薬を持ってきた。
時間が経つごとに、徐々に和らいできていた頭痛、水で薬を流し込んでから、白衣のおじさんの話が始まる。
夜も遅いため、精密検査というものを改めて、明日するとのこと、母さん達は今すぐして欲しいと行っていたが、軽度のモノで目立った後遺症が無いかの大まかな検査はしたと白衣のおじさんが言った。
そして、白衣のおじさんが部屋を出てから数秒後
留太君と思われる、留太君とそのお父さん、お母さんが病室に入ってきた。
「遅れてすいません、だ、大丈夫ですか?翔太君は」
「はい、軽度の記憶障害のようで、数ヶ月もすれば直り、このまま問題なければ、明々後日には学校に行けると…」
「……学校?……行ける?」
学校とはなんだろう?
「あ、学校ってのは、お友達と一緒に遊んだり、勉強したりする場所なのよ」
「ふーん……」
友達と一緒ということは、この留太君とその、勉強とか?遊んだり?とかする場所なのだろうか
「えっと……留太君だっけ?」
「……ぇ?……ぁ……うん?」
「色々忘れちゃってるから……なんていうか……色々教えてよ」
「………えっと…………えっ……」
戸惑う留太君、何故困った様子なのだろう?
そう疑問に思う最中
「ごめんなさいね、留太、凄くショックだったみたいで、電話聞いてからか元気が無くてね。 留太、何か言いなさい? 翔太君、無事だったんだから元気出して!」
「……えっと……ぶ、無事で良かったね、翔太君……」
留太君は、落ち着きの無い様子で作り笑顔をしていた。
本当に僕らは、親しい友達だったのだろうか?……














*何でも知っている親友
きわどい沈黙が場を制していた。
僕は、自分自身について知りたかった。
「母さん、父さん、留太君と二人っきりにしてくれる?」

「えっ、あぁ……えーと……どしましょ、貴方」
「んー……そうだな、せっかく来てもらったんだし」
母さん達は少し戸惑っていたみたいだが、友達同士なら話しやすい話もあるだろうとのことで
部屋を出てくれた。

「えっと……」
「ぁ……」
どうしてこうも気まずいのだろう? 
沈黙は続いた、原因をアレコレ考えてみる。
そしたら、一つ思いついた。もしかして喧嘩でもしたのだろうか?
親が言うにはオレらは親友ってのは間違いない訳だし……。
現時点で思い出せないことはいっぱいだし……。
「……」
以前として沈黙は続いていた。
「あ、あのさ、オレら喧嘩でもしてた?」
「っぁっ、ぃぁ……」
図星?それとも違う?はっきり言って反応が読めない……。
「んじゃさ、オレ良く分からないし、喧嘩してたことにして、お互い悪かったってことにして」
「……うん?」
「あっ、いやね、オレが悪いのか、留太君が悪いのか分からないけど」
「……けど?」
「っく……っだからよ、ごめんな、お互い謝って仲直り、一からやり直そう」
(なんか……とっつきにくい、こういう性格なんだろうか? 本当に親友だったんだろうか?)
イライラする、でもそれはきっと記憶のせい、コイツのせいではない
そう思わなきゃオレはこいつを嫌いになってしまう。
それは、物凄くこっちが悪いことだ。コイツの両親とオレの両親、何よりコイツに悪い。
それに記憶喪失に関わる事故にあったのはオレが悪い訳だし。
だからコイツを責めちゃだめだ。自分自身を責めなくちゃ。
そう自分の思考を制御しようとしていた時だった。
「翔太君、ゴメン! イライラさせちゃって……。こんなんだからこんな……」
「いやっ、オマエは悪く……」
『ゴメン』不思議な一言だった、イライラしていた気持ちの大半がそれでおさまった。
だから、思わず、悪くないと返事をしたのだが……視線の先に映ったのは……。
「こんなんだから……翔太君しか頼れなくて……イジメから助けてくれたのも翔太君で……」
「……」
オレは、言葉を失った。オレは焦っていた?そして、コイツはもっと焦っていた。
何かを怯えている? なんで?オレ達親友なんだろ? それぐらいのことで関係が壊れる訳なんて……
オレは傷つけてしまっていた。 オマエが悪い訳じゃない。
そう思ったら手が伸びていた。
「迷惑だよね? ボク最低のこと考え……えっ」
腕を引っ張り自分の胸元へ持ってきた。
そして、どこで覚えたのか、あやすように背中を撫でていた。
「……翔太君?」
予想でしかないけど、オレはコイツを守っていたのだろうか?
「迷惑かけるのはこっちだ、バカヤロー! 何したんだか、どういう関係だかわからないけど、親が言う限りでは、親しい友達なんだろう? オレのこと、他のやつより、ひょっとしたら家族より知ってるかもしれないんだ、宜しく頼む」
「ありがとう……ごめんね、ちゃ……」
「ん?……」
「……ぁぃぁ、ゴメンゴメン、なんでもないよ」
ちゃ?……何を言いかけてたのだろう。
そして、オレは、ちょっとずつ自分自身の記憶を取り戻しつつ、様々なことをコイツから聞いた。
クラスメートの何人かが見舞いに来て寄せ書きというものを持ってきてくれた。
そして、事故から2日後、オレは無事退院した。
でも、少しの間学校に行くのがなんとなく怖かった。
留太は、毎日遊びに来てくれた。
結果的に退院してから3日学校を休んだ。土日を挟んで月曜日には学校に行こう。
それは少し不安だったが。
それでも、日が経つにつれほんの少しずつ、パズルが一片一片はまっていくように
大まかな記憶が戻るにつれ学校に関しての恐怖心はまぎれていった。
その休んでる間、先生が家に来たり、クラスメートの一部が挨拶に来てくれることもあった。
留太とは、数日間喋るうちに、最初のアレは緊張していたのか、オレと留太の距離は、すぐ元通りになったと思う。

日常生活や、学校のことは思い出しても、留太のことは、何故か思い出せなかった。

それでも、あれやこれや献身的に尽くしてくれる留太は、大事な友達だと思う。
色々気遣ってくれるのは、たまたま今が記憶障害だから、だと思う。















いかがだったでしょうか? ちょっと よそよそしい接し方をする親友の気持ち
推理できたでしょうか?



ではでは、 留太君視点の  回答の序章  お楽しみください。






学校は、退屈を超えて、地獄だった、何せボクは、毎日虐められていた。
最初の数日は、耐え難いものだったが、2,3週間もすれば、それが日常とかした。
親に心配はかけたくない、だから何事も無いかのようにボクは、学校へ行っていた。

そんなある日だった。
トイレで用を足していると。声を掛けられた。
その人物は、クラスメートに人気で、運動神経抜群、そして、頭もそこそこ良い北村君だった。
「岡崎、虐められてるだろ、助けてやろうか?条件付きで」
「はっ?……今なんて?」
「オレ、虐め好きじゃないからさ、かといって、無条件で助けてもオレにリスクあるだけじゃんか」
「……?」
今一言っていることが分からなかった。
「はぁ……頭良いけどオマエはバカだな、そういうんだから虐められるんじゃないの?」
「……」
頭がいいのは確かだった、その代わりボクは運動がまるっきしだめだった。
悔しいが何も言い返さなかった、北村君の望みが分からないし、物事を穏便に済ませたかった。
「率直に言うと、オレが、虐めから守ってやるよ、オレの友達ってことにしてよ」
北村君は確かに友達が多かった。
友達の友達を虐めるのは、普通しないことだろう。
ボクを虐めている人達も、どれぐらい親密かは分からないが、北村君の友達では間違いないらしい。
「い、良いの?」
「あぁ、でも条件付だからな、条件は……」
その条件は、驚いたが難しいものではなかった、そして、そんなもので虐めから解放されるのであれば、ボクはその話に乗ることにした。
そして、これがボクらの関係のハジマリだった。



関係の終わり

数ヶ月が経った、ボクは、北村君を第一優先で過ごした。
遊ぼうと誘われればよほどの用事でない限り遊んだ。
よくこき使われることもあった。
そんな付き合いの中、ボクは、北村君の、食べ物、マンガ、遊びなどの好みを殆ど覚えた。
北村君に認められるのは心底嬉しかった。ボクらは本当の友達なんだ。
少なくともボクはそう信じていた。
そんな中、あの日は急に訪れた……
天気は曇り空、一本の北村君からの電話でボクらは、公園で落ち合った。
「急だからビックリしちゃった。 前とは違いもうすっかりなれたけど」
ボクらは、あんなハジマリではあったけど、とっても親密になった、ボクは遠まわしにそういった。
その問いかけに
「あぁ、悪い、今日は、留太(とめた)の好きな遊びでいいぞ」
 どこか上の空の北村君だった。悩みでもあるのだろうか?
「翔太君、何かあった……?」
「……」
(北村)翔太君は、どこかいつもと様子が違った、そして、その悩みは、ボクには力になれそうに無かった。
そう実感すると、それが飛び火したかのように、ボクも元気が無くなった。翔太君の昔みたいな笑顔見たいな。
そういえば、ここ最近、翔太君は、笑ってない気がした。
どうすれば喜んでもらえるだろうか、今日一日遊びながら考えてみよう。そして翔太君に笑ってもらおう。
そう考えてボクは笑顔になった。
『その笑顔が少しでも翔太君に、分けられると良いな』
そう思って。
そして、翔太君からされていた質問を思い出す。
『留太の好きな遊びで良いぞ』
そんな質問だが、ついつい、翔太君の好きな遊びを考えてしまう。
「サッカーは?」
「……ボールないし、オマエ別にサッカー好きじゃないだろ?」
いつも以上に冷酷な返事。その返事は、流石に心にチクッと刺さった。
「あはは……じゃ、じゃぁ、鬼ごっこは?」
「……はぁ……オマエの好きな遊びで良いってば……」
「ご、ごめん、家来てゲームとかは?」
「む……」
怪訝な顔をする翔太君、公園で遊びたいみたいだ。

そして、だるまさんが転んだからはじまり、ブランコ、その他遊具で遊ぶ。
ボクは楽しかったけど、翔太君は、どこか苦痛そうだった。
そして、ポツリ小雨が降り始める。
「あ、雨だ、どうしよっか、家来る?それとも遊び行っていい?」
「……」
相変わらず今日の翔太君は暗かった。ボクはどう接すれば良いかが全然分からなかった。
気まずい雰囲気をなんとかしようとボクは無い知恵絞って会話を続けた。
「今日は、ここまでにする?翔太君、体調悪いとかなら、無理しちゃ駄目だよ?」
「なぁ……留太」
「うん?」
雨がポツリ、ポツリ、次第に激しくなるのは分かった、でも、翔太君の急な質問、やっと悩みを話してくれる気になったのだろうか、少しだけ嬉しくなりボクは尋ね返した。
しかし、予想に反して、その言葉は、今までで一番冷酷で、ボクにとって残酷な答えだった。
「今までありがと、オレらの関係これまでにしようや」
「っへ?……どうしたの急に」
「悪ぃ……近頃さ、オマエがなんか、何してもうざったく感じ始めてさ」
「え?……ごっ、ごめん、わ、悪いとこは直すよ?」
「それだよ、そういうとこ、でも原因作ったのはオレだから……謝る。 ごめん」
「ど、どういうこと?」
「自分のやりたいことって言ったのに、オレのやりたいこと言ってきたろ?……」
「え、でもそれは、最初……」
「嗚呼、だから、これはどっちかっていうとオレが悪い、でもな、なんかも……駄目なんだよ、何言っても、何されても、オレ……オマエが嫌いになったから」
聞き違い、見解の違い、そう思い続けたかったが、その一言は、その見解が間違ってなかったと思考を一刀両断にした。
『オレ……オマエが嫌いになったから』
 両目に涙がじわり溢れた、何を言われようと、ボクは、翔太君が大事な友達なのだ。
「だ、だめなとこは直すよ」
ボクは、思いつくなりに必死に考えを言った。
「それが駄目、もっと自分の意見を持て、……と言っても、オレがそうするようにしたんだけどな……」
そう、あの日、ボクらの契約は……

「条件って何…?」
 ボクは、埃だらけになった、体育着いれをパタパタ叩きながら聞いた。
「オレの子分になってくれないか?」
「子分?……えっと、言いなりになれってこと?」
「そういうこと、頭の回転速いなぁ」
「……ん……具体的に、何をすればいいの?」
「そうだな、買い物行ったりとか、オレの暇つぶし付き合ってくれたりとか」
「んー……友達になればいいのかな?」
「んー、ちょっと違うかな、子分だから、友達より身分は下だぞ?それでも良いか?」
「う、うん!」
「じゃ、決まりだ、あ、一応、オマエのために、周りからは、親友同士に見えるように親しくするという条件もつけといてやる」
「そ、そうなんだ、お互いの家に行ったり、一緒にゲームしたりとか?」
「おぅ、良いぜ、その代わり、こき使うからな」
ボクは、初めて出来る”友達”に凄くワクワクしていた。
一人でやるゲーム、でも誰かとやるともっと楽しんだろう、ボクはそう思っていた。
北村君を家に連れて行ったら、お母さんは喜ぶだろうか、クラスの人気者だしな
そんなことを考えボクの胸は高鳴った。
「じゃ、契約成立な」
そして、その時ボクは初めて他人と握手をした。
それは、暖かく、気持ちのいいものであった。言葉に出来ない感触と言えばいいかな?

……
 そんな友達関係が今終わりを告げようとしていた。
必死に思いつく言葉を言っても、いつもの北村君とは、何かが違った、帰ってくるのは冷たい返事。そして、謝罪の言葉。そんなのは良いから、ボクは、これからもずっと友達で居たかった。
「何がいけなかった? ボク何でも、するし、何でも直すよ」
「はぁ……、それが駄目なんだって、虐めとかはもう起きないだろうしさ、オマエも普通の友達作れよ、お互いいい経験になったとは思う、オマエにとっちゃ辛いだろうけどさ……オレも、今までの関係続けるのが辛いんだわ……今までありがとうな」
そして、北村君は、作り笑顔で、右腕を刺し伸ばしてきた。
 その仕草は、最初の握手をした時と重なった。
「い、嫌だ……翔太君とは友達がいい……」
「あっそ……じゃぁなぁ……」
 ゆっくりと翔太君が離れて行く、そして、次第に雨が強くなる。
数分後、公園の広場で、土砂降りの雨に晒されるボクの姿があった。

ボクはどれぐらい公園に立ちすくんでいるのだろう。
涙が納まるころ、寒気を感じ
『クシュン』
くしゃみが出た。
憂鬱になりながらも、ボクは少しずつ現実を受け止めなければならなかった。
でも、そう思えば再び涙が込み上げてきた。
なんでだろう……
イジメより辛いことなんて無いと思っていた。
クラスメート皆死んじゃえと思ったこともあった
それなのに……今、今この時が生まれてきて一番辛い気がした。
イジメはなくなった。更には、翔太君の命令聞かなくて良いんだ。
そうポジティブに考えても今の悲しみは納まらなかった。

こんな気持ちになるんだね……何があってもこんな気持ちになることがあるとは思いもしなかった。
イジメられてもいい、もっとがさつに扱われてもいい
翔太君が友達で居てくれればそれで良い……。

そう思うと、自分が可愛そうで、悔しくて、また涙が溢れ始めた。
頬を伝う涙は、土砂降りの雨と混ざり、地に勢い良く落ちた。
「うわあぁーーー!!!」
大声で叫んだ、涙は、勢いを増した。
「うぁあーーーーーーーーーーーッッ!ゲホッ、ゲホッ」
咳き込んで、とりあえず家に帰ろうとボクは家に向かった。

家に着くとお母さんが心配そうに迎えた。
「た、ただいま・・・・・・」
「ど、どうしたの 留太」
「……」
理由は言いたくなかった、同情されたくないし、心配も掛けたくない
「な、なっ、なん……」
強がろうとすると、涙が込み上げてきた、歯をくいしばり堪える。
「……とりあえずお風呂入ってらっしゃい」

「う、うん……ありがと……」
涙は、お母さんに背を向けたときに零れた。
そして、何も言わないお母さんの優しさに、めげちゃ駄目だなと思うことにした。

四十度ぐらいの浴槽に入り、冷え切った体をあっためる。
しょうがないとは思えなかったが、少しずつ諦めきれる気持ちが芽を出し始めた。
イジメがなくなっている、翔太君以外の友達だって居る。
そこまで親しくはないけど……

「はぁ……」
ため息をつくと幸せが逃げると誰かが言っていた。
じゃ、どうすれば幸せは来るのだろう?
『ため息をつく』の反対……ため息をつく、『ため息を吐く』……
「あっ!」
そしてでた結論が、人のため息を吸えば良いんだ。
頭良いと思うと同時に、こんな事態に何考えているんだろうと自分が嫌になった。
「はぁ……」

そんなため息をついた中、電話の音が聞こえた。
~~♪~~♪
そして、お母さんの声と駆ける音が聞こえる。
「はいはい、今出ますよ」
~~♪~~♪
「はい、川崎です」
お母さんが電話に出たのに安堵して、浴槽に背中を滑らせて潜る。
………
音の殆どがシャットアウトされる。
なんとなく、ボクはこの瞬間が好きだった。数十秒が経ち、苦しくなって浴槽から顔を出す。

そして、お風呂を上がった時、思わぬ出来事が起きていた。

















如何だったでしょうか? 時間軸的には この後前編の展開になるという形です。

突き落して記憶喪失にさせた という考えもひょっとしたらありましたでしょうか?


本当これはもう 書き損じなので  深い 書いたら売れる! っていう後押しが無いと続きを書く予定はないですが

頭の体操になれば幸いです。

これ書いたの何年前だろう…。


ではでは、 こんな時間なのに 沢山のアクセスありがとうございました。

[2013/10/03 05:27] | 小説 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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