私が ABTVnetworkを知った時の話 (アレンジフィクション小説)
アレンジというのは、 物語内での出来事ですが
動画を知ったキッカケとか 実在するyoutube動画に関してのことは 本当なので
アレンジフィクション小説になります。
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……。
……。 カチッ、カチッ 時刻は22時を少し過ぎたぐらい
私は今とあるブログを閲覧している。
お世辞にも面白いブログとは言えない、常連は私を含め2人というか3人ぐらいしかいないような。
とはいえ、なんかほっとけないのだ、私自身のOL話をしながら、私より年下のブログの応援をしてあげる
最近のブログの記事は、就活報告と趣味の話が半々。
私はここの管理人さんとは違い、殆どゲームはしない、とはいえ、管理人さんがハマっている音楽ゲームで
凄いスコアを取れた時や、プレイ動画なんかが添付されていたりすると、そのゲームを未プレイでも
頑張りつつ楽しんでるんだなってのや、正確にボタンを押すことが出来て凄いと思う。
なにより、友だちと楽しく遊んでいるのが動画の雰囲気から分かったりとか
良いスコアが取れてガッツポーズをするところを見ると、ちょっと可愛く感じる。
うん、良い男だと思う。
因みにブログの方は、恐らく次ぐらいに就活の結果を書くと思う。
無事、スマイリーウィーク受かっていると良いな、なんて密かに願ってしまう。
そんなことを思っていたら、同棲中の彼が来た。
「ん? ブログを見ていたのか? 更新あった?」
「ううん、多分明日か明後日ぐらいじゃないかな?」
何を隠そう、彼と一緒に応援している。 恐らく彼は、ブログ常連の2人が恋仲というのを知らないだろう。
「そっか、ニュースみたいからパソコン使っていいか?」
「どうぞ。 どうぞ」
私は勉強机前の椅子から立ち上がり、その席を彼に譲った。
彼は、一瞬の望みをかけてか、一度だけそのブログを表示されたページの更新ボタンを押した。
彼も相当このブログの人が好きらしい、気持ちはわからないでもないが。
どちらかというと不器用、世渡りが下手、ある日をキッカケにこのブログにたどり着き
包み隠すこと無い 等身大の記事は読んでいて、何年も前の私や彼の就活時代を優しく連想させてくれた。
それから彼は、暫くニュースを閲覧した後、youtubeという動画サイトを開くのだった。
彼のyoutubeを見る主な目的は、おもしろ商品紹介やペット動画、ニュースやバラエティ番組の動画などを見ている。
そんな中、パソコン画面には懐かしい人が写っていた。
そして思わず声が出てしまった。
「あら、ホリエモン!」
「んっ? 嗚呼、どうやらユーチューブ活動しているみたいで最近知って、1日数本ずつ見てるんだ」
「へぇー、ホリエモンさんも……、思い切って私達もyoutuberデビューしちゃう?」
「いあいあいあ、会社員の残業を舐めないでもらいたい、動画作るのは相当大変みたいだからね」
「そっか、パソコン詳しいから、貴方ならちょちょいのちょいかと思ってた」
「んまぁ……youtuberは沢山いるからね、片手間じゃとても有名になれないよ」
「そう? 福助君のブログや動画みたいに私達が楽しければ良いんじゃない?」
「とかいって、ブログ何ヶ月続いた?」
「うっ……」
痛いところを突かれ私はそれ以上は何もいわないことにした。
(しかし、ホリエモンさんがねぇ……)
私はホリエモンさんのことは嫌いではなかった、つい数年前獄中にいたことも表面的に知っている。
そんな彼がyoutube活動をしているという事には少し興味があった。
(明日は、お昼暇だから見てみようかな?)
そんなことを思いながら、私は歯磨きをしに洗面台に向かった。
それから30分ぐらいして、程よい大きさのダブルベットの上で、付き合い始めた当初と変わらぬ光景、それは彼と一緒に寝ること。
いつまでこうして彼と2人で寝ることになるんだろうなぁ……。
ずっとずっと、その幸せが続くといいな……。
遠い日々なのについ1週間前のことぐらいに思えてしまう、彼からの告白……。
それは、彼と私がスーパーのアルバイトをしていた事で、私は4時間の勤務が終わり帰り支度をしていると
たまたま休憩室で彼と二人っきりになった時だった。
「お疲れ様でした」
そう言って、会釈をして彼の横を通り過ぎようとした時だった。
「あのさ、オレと付き合ってよ」
突然の告白、まさか、大学の時のアルバイト中に彼氏が出来るとは思っても居なかった。
「えっ……?」
「だから、オレと付き合って欲しい、君を守りたい」
「えっ?……」
彼の顔は真剣そのもので、振ったら泣いてしまいそうなぐらい、緊張して顔を赤らめていた。
当時彼がそんなに真剣に私を好きだったというのは驚いた。
「…………」
「ぇ……と……」
「……ごめん、ついてんぱっちゃって、彼氏有無聞いてからだよね告白は……。 はぁ……みっともない……orz」
地面にうなだれる彼、普段は真面目な彼がそんな一面を見せてくれることが、急激に意識するキッカケとなった。
「っぷ、あはは……良いよ、まともに話したこと無いから案外うまくいくかもしれないし、その逆かもしれないけど、私で良ければ」
「あっ、ありがとうございます!」
それから、アルバイトの休みの日をあわせて、2週間に1回ぐらいの頻度でデートをして
何回もして、でも中々彼の家に呼ばれたりとかがなかったので、家に誘ったのは私が最初だった。
それから、大学が終わり、無事OLになって、彼も会社員になって、数カ月後には同棲が始まった。
同棲生活とは面白いもので、意外な一面を見ることが多く、日常生活で彼は想像以上に不器用だった。
それでも男の威厳を保つためか、堂々としていた、失敗してもいつでも男らしい彼は本当に素敵で。
同棲はじめた当初も、今もその気持は変わっていない。勿論昔より少しずつ好きになっているが。
彼にどこか似ているブログ主の福助君はどこかほっとけなく、ブログをふとしたキッカケで知ってから
私がバニーで、彼がクルトンで、私と彼が付き合っていることをバレないよう時間をずらして
福助君のブログを陰ながら応援していたのだ。
福助君もいつか、素敵な彼女さんが出来るのかな?
何故かその彼女さんが、限りなく私に似た人になりそうな気がした。
年が少し離れているけどWデートなんてしてみたいな なんて思っている事を、彼に言うと怒るだろうか?
びっくりするだろうか? 呆れるだろうか? 嫉妬するだろうか?
そんな彼を想像したら思わず笑みがこぼれて、その笑みに気づいてか、彼は優しく私に襲ってきた。
あ、別に、何を、どうこうした訳ではないですよ。
ただ、ほんの少し服の上から互いの体温や息遣い、鼓動なんかを感じて、どっちかが眠くなったら
『おやすみ』という言葉が、幸せタイム終了の合図で、続きは夢のなかで……なんて本気で思っている。
……。
……。
炊事洗濯を済ませ、私は、パソコンでyoutubeを開き、『ホリエモン』と検索する。
検索結果の少し下に『堀江貴文』というチャンネルが出て動画はなんと500本以上あるようだった。
動画の時間はだいたい6分前後で、お悩み相談や自己啓発トーク、他youtuberや他社とのコラボ などをやっているようだった。
私はそれから、面白そうなタイトルを探す。
目に止まったのは、日本一のyoutuber ことHIKAKINがゲスト参加している動画だった。
【ホリエモンのQ&A vol.366?祝1周年!SPゲストHIKAKIN!!? https://www.youtube.com/watch?v=_a6L2mdMyAg】
HIKAKINことヒカキンのボイスパーカッションから始まり、わーっと賑わう、動画に写っているのは、堀江貴文さんや補佐役の女性、ヒカキンさんとその隣に男性だった。
『わぁーーすげぇーっ!!』『ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち』
その後、補佐役の女性が悩み相談のお便りを読んで、ホリエモンさんが率直に返事をして、その後4人でトークといった流れのようだった。
ホリエモンさんとヒカキンさんの2ショットは みていてなんか不思議な気分だった。
『エアロスミスとの共演で 今でも震える』とコメントするヒカキンさん、
私もそんな震えるような出来事が味わえるだろうか? まぁ、住む世界が違うって一言で片付いちゃうかもだけど。
それから、ヒカキンさんの隣りにいた男性は、アイスマン福留さんと呼ばれているらしく。
出てきたアイスに私は目を奪われた。
『あこがれの濃いカルピス』というもので、それを初めて食べる3人は、ベタ褒めしていた。
それはやらせなしの反応のようにも思え、アイスを食べたいという気温じゃないのにも関わらず、完全に私の中でスイッチが入った。
動画の日付は約1年前の物だったがまだどこか売ってるところがあるかもしれない。l
私は、動画再生を一時停止してから、パソコンをスリープさせアイスを探すたびに出た。
近場のコンビニから始まり、コンビニ4件ぐらいはしごしても見つからず、 少し遠いスーパーまで行ったけど
結局見つかることはなかった。
動画を見ながら 動画に写っている同じものを食べる、一人で食べる昼食やおやつが不思議とおいしくなるので皆にも是非試して欲しいぐらいだと私は思う。
そして、諦めてスーパーを出ようとした時、原液の紙パックのカルピスが目に入ったので
仕方なくこれで我慢するかと、天然水と氷とそのカルピス原液を買って私は家に帰った。
動画を見ながら飲もうと思ったが、どうせなら、彼と……そんな風に思って
私は昼食を食べながら、他のホリエモンさんの動画にヒカキンさんがゲストとして出演している動画を見た。
そんな中、5本程続けてヒカキンさんがゲストに出ていたのだが
【堀江貴文のQ&A vol.371?全部を一人で!??    https://www.youtube.com/watch?v=OBWs-yrGs4s 】
というものを見ている時、ヒカキンさんが、
『コメントの方でも言ってますがABTVnetworkが全部一人で様々な動画を……』
とのコメントで私はその動画を見終わると同時に、検索バーで検索してみた。
『ABTVネットワーク』と検索すると恐らくお目当てのものである『ABTVnetwork』が表示された。
チャンネル登録者数は7万人弱、 動画本数は約450本だった。
先ほどの動画を見る限りでは、ボイスチェンジャーを使い、絵を書き、脚本書きを一人でやっているらしい。
何本か動画を見たが本当に一人なのだろうか? とはいえ、コメント欄の賑わいや動画を見ても
凄く良い雰囲気がそこにはあった。
チャンネル登録者数で言えば、ヒカキンさんはものすごい数で物凄く有名だがだが、
動画の高評価のと低評価の割合で言えばこのABTVnetworkさんの方が勝っていた。
ヒカキンさんの方が約10%に対し ABTVnetworkは約3%以下だった。
とはいえひょっとしたらヒカキンさんみたいに超有名になったら妬んで低評価をする人が増え、結果、低評価率の割合がイーブンになる可能性は否めない。
世界はこんなにも頑張っている人がいるんだなと痛感するキッカケになった。
気がつけば、ご飯を片付けのも惜しみ、パソコンよりは見づらいスマホで私はABTVnetworkに釘付けだった。
一番好きなのが月曜配信の猫犬田実彦さんのラジオ動画だった。
視聴者のお悩みを猫犬田さんや、コメントでのやりとりにて解決したり
猫犬田さんの実体験の話は、親しみやすかった。
それから、ふとしたキッカケで2ndチャンネルのスピードペインティング?というジャンルの動画を見て、私は少し感動した。
1時間ちょっとの作業を3分で見れるというのは、お得に感じたし、何より、高速で絵が仕上がる様子を見るのはまるで魔法のようだった。
【Speed Painting "Cute Crocodile"  https://www.youtube.com/watch?v=-ZDocvwL2CE】
ペンタブレットというもので書いているんだろうけども、まるで一筆一筆を大事な物を優しく撫でていくみたいに、
そして撫でれば撫でるほど、色彩を帯び、光沢を持ち……2分前の光景が嘘みたいな芸術がそこに広がっていて
私は気がつけば3度も、さっと下絵が書かれ、顔が塗られ、体が塗られ……などして可愛い鰐が生まれる様子をみていた。
他の動画でも、正直漫才とか以外でここまで笑ったのは初めてかも知れない。
【[ABTV Network VFX CLASS #8] 「スウォッチを使って花柄ワンピ?」Vol.164  https://www.youtube.com/watch?v=6KQ1BzSGcXs】
最初のトークに思わず吹き出した。 動画に映る製作者さんに『笑ったでしょ?』と問いつめられ再び笑った。
口角が上がって『あはは』と笑うってこんなに気持ちいいんだな……。久々に感じた。
それにしても、なんでこんなにすごい動画を作れているのに、
youtuberの目標と言っても過言ではないチャンネル登録者数10万人に達してないのかが私はにわかに信じがたい。
そんなこんなで私は夕方近くまでABTVnetworkに夢中になり、ふと我に帰った時、私も何か頑張ろうという気持ちが
誰にというわけでもないが闘争心がメラメラと燃え上がっているのを感じた。
私が今すぐ出来ることと言えば、炊事、洗濯ぐらいなわけで、
数時間後に帰ってくる彼のために、たまには豪勢な食事でも作ろうと思えた。
そして、いつもの約3倍というおかずの多さ(残ったおかずはは明日の昼ごはんや弁当予定)の食卓を見た彼は
目が点になったようにびっくりしていた。
「どうしたんだ? これ?」
彼は買い物袋を持った手で食卓のテーブルを指差した。
「あ、えっとね実は……」
それからABTVnetworkのことを話した、それに対し彼は、
「頑張っている人を見ると、頑張ろうって思えるよな」
と共感してくれた。
ふと買い物袋に目をやると中にはうっすらと、私が買ったのと同じカルピスの原液紙パックが入っていた。
私が笑っているのを不思議に思った彼は、そのまま冷蔵庫に買ったものをしまいに行こうとするが
冷蔵庫の私が昼に既に買ったカルピス紙パックを見ると、彼も笑ってくれた。
「なんだ、お前もみたのかあの動画、あはは」
「そういう貴方もなのね、あはは」
人が食べているのを見て触発されて食べたくなるのは子供だけだろうか? いいや大人もきっと同じだと思う。
冷蔵庫を半開きにしたまま、1分ちょっと私たちは笑っていた。
この幸せが、ずっとずっと……続きますように。
……
そんな私達の幸せに打って変わって、次の日の夜、福助君には残念なニュースが舞い込んでいて、それは、スマイリーウィークに落ちたとのことだった。
ブログ記事でも結構な手応えを自負していたはずだったのだが、何故か失敗したらしい。
ひょっとしたら、楽しくて話しすぎて、それにより面接官を疲れさせてしまったのかもしれない。
話す方は楽しいが聞き手が話し手以上に楽しいということはほぼほぼない。
聞いてもいないことを熱弁されても反応に困るよね? それに気づくのが遅いと相手に対して失望するよね?
きっとそんな感じ、でも日本人はノーとは言えなくて、うまく相槌を打つのかなって思う。
ブログの新着記事には、 私の助言で精神的にダメージ半減しました的なことが書いてあるけど
実際どうなんだろう、感情豊かだから気持ちのコントロールは書いてあるほどしてないかもしれない。
何故か不思議と福助君の気持ちをわかる気がした。
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1.バニー          2016/06/03 20:04
福助さん こんばんは、そうなんですか……残念でしたね(TwT)
わわっ、私のアドバイス役立ちましたか? 嬉しいです(*^^*)
でも、しっかり備えていた福助さんはもう立派なオトナですね!
苦あれば楽あり、きっと良い仕事先見つかりますよ(^O^)/
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私は、それに気づいていないふりをしながら、役立ったことを喜んだコメントと励ましのコメントをして
ゆっくり考えた。 社会から拒絶された時、元気を出す方法。
最近元気を出したキッカケはないか?
「あっ……」
つい1日前に私はまさに張り切っていた。
それは何故か、ABTVnetworkのクオリティが高い動画、でも殆ど一人で作っているという事実を知ったり
絵が完成したりする瞬間を見たりしたからだ。
きっとABTVnetworkの動画を見れば、福助君も頑張れるだろう。
だから私は、福助君の状況に似た内容のお悩み相談を受けていた 猫犬田実彦さんの動画を
2つめのコメントと一緒に貼った。
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2.バニー 2016/06/03 20:32
それと、今は辛いかもしれませんが、悲しくても悔しくても笑っていて下さいね。
とっておきのおまじない教えますね。
『サ・キ・イ・カ、サ・キ・イ・カ』ですよ! 何度か言ってみて下さい、口元が笑顔になれるでしょ?
後、まったり系が好きでしたよね? オススメの動画があるので時間ができたら見てみて下さい。
http://www.youtube.co……
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これで大丈夫かな?……。
福助君のことは自分自身と同じぐらい、ヘタしたらそれ以上感情移入しているかもしれない。
そんな現状を彼が知ったらなんて思うだろうか?
福助君のコメントの返事を心配しつつもじわりじわり眠気が来た。
私自身は事態を把握しているが私の体内時計はそうではないらしい。
22時半をすぎたため、歯磨きするよう体が動き、歯磨き済ませて、10分程度の朝の支度をしてから
23時前にベッドにつく。
神様、どうか福助君が、立ち直って 頑張れますように。
そう願っていると、彼も福助君を心配しているみたいだったが
「前も経験あったから、例え過度な期待が失望に変わったとしても彼ならきっと大丈夫だろう」
と励ましの言葉をくれた、その言葉に私は救われた。
そして、寝ようとしたその時だった。
私の携帯の着信が鳴ったのだった……。
最後のオチの意味がわからない?
此方の記事を読めば分かるかも?
お時間が有るときにドウゾ、 1万文字ですが きっと感動できる作品に仕上がっています。
ABTVnetwork様宛のファンレター(小説)
10:28 2015/12/21 10:58 2015/12/21
最後まで有難うございました。 いかがでしたでしょうか?
[2015/12/23 00:01] | 小説 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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